起業家紹介【かちいろ合同会社 代表社員 紺野 美紗】


 

お客様のビジネスの価値を上げるシステム導入を強力にサポート
郡山市を活動拠点に、全国のお客様の業務効率化を推進。

 

営業管理、受発注管理、POSレジ、キャッシュレス決済、LINE公式アカウントなど、日々の業務を便利にしてくれるさまざまなシステム。「かちいろ合同会社」の紺野美紗さんは、中小企業の生産性向上を図るシステムの導入支援を行っています。

 

    

─貴社の事業内容をお教えください。

「Kintone(キントーン)(サイボウズ株式会社が提供している、Webデータベース型の業務アプリ構築クラウドサービス)」をはじめとした、世にあふれる様々なクラウドソフトの導入支援を行っています。システムの導入をゼロから伴走してお手伝いしたり、必要に応じて「IT導入補助金」の申請サポートも行います。
全国的にDXやデジタル化が推奨されているものの、実際に導入しようと思うと、人的・経済的負担になってしまうことが多いのです。私がソフト導入をサポートすることで、貴重な社内の人的コストの消費を抑えつつ、補助金の活用を通して経済的コストも削減できればと考えています。
例えば、特に私が得意とする「Kintone」は、何でもできてしまう分、ゼロから環境を構築するのは意外に難しいのです。導入の初動はある程度の経験値が必要になってきますので、その部分を私が担い、お客様が慣れてきたらご自身でさらに便利になるようにカスタマイズしていく、というのが理想ですね。



─創業の経緯をお教えください。

私の場合は、正社員として働きながら会社設立の勉強をすすめ、創業をしました。2022年の12月に勢いで会社設立を決意し、2023年1月の吉日を選んで「絶対この日に会社設立をする」と心に決めて準備を進めました。

創業のきっかけとなったのは、新型コロナウイルスの流行です。
パンデミックの影響で、出勤日数や実働時間が減り、収入がダウン。当時、子供がまだ高校生だったので、学費や養育費など様々な経済的不安が生じました。「ココナラ」や「ランサーズ」といったスキルマーケットに登録してみたことがきっかけで、自分のスキルの棚卸や、どのようなスキルが売れるのかを知るヒントになりました。徐々に仕事が増え「自分でもできるんだ」という自信や、ある程度の売り上げが見込める状況で創業できたのはとても安心感がありました。
コロナで休日が増えたこと、世界的にオンライン化が加速したことが追い風になり、地元の郡山から全国のお客様をサポートしています。パンデミック前ならそうはいかなかったと思うので、タイミングが良かったと思います。



─「株式会社」ではなく「合同会社」として創業した理由はありますか?

一番の理由は、設立にかかる費用が株式会社よりも合同会社のほうが安かったことです。株式会社と比較すると知名度が低いのですが、等身大で始めようという気持ちで合同会社としました。合同会社は株主総会を開く必要が無いので、会社維持の手間が減ることはメリットだと思います。「まずはスモールスタートで」と考えていらっしゃる方は、合同会社という形も選択肢として検討されてもよいかと思いますね。



─「かちいろ」という社名の由来は何ですか?

私の名字から「紺」という字を取り、「ネイビー」や「藍」など色に関連する名前にしようと考えていたのです。「ネイビー」などはありきたりだと思ったので、和のテイストを持つ色で紺色に近い色を探してみると、「かちいろ(褐色・勝色)」という色が見つかりました。「勝色」というだけあって、昔の武将が戦に出陣する際にこの色の鎧を好んで着けていたというエピソードを知り、「勝」という字に縁起の良さを感じたのもあり、「かちいろ」としました。
サッカー日本代表の「サムライブルー」も実は「かちいろ」なんだそうで、響きも縁起も良い名前で気に入っています。



─創業にあたり、創業支援は利用されましたか?

はい。福島銀行さんの創業支援セミナーに参加しました。また、郡山商工会議所の創業塾や専門家派遣制度もお奨めです。特に専門家派遣制度には、中小企業診断士や税理士、弁護士、社労士、デザイナーなど、様々な分野のプロフェッショナルが登録していますので、要所要所で専門家のアドバイスを無料で受けられたのは本当に助かりました。
私自身、行政書士・税理士の方にアドバイスをいただきながら自分で定款を作成して登記をできたのは良い経験だと思っています。



─創業されてから、よかったこと・大変だったことがあればお教えください。

良かったことは、視野が広がったことですね。全国各地、様々な業種のお客様と仕事をするたびに新たな発見やご縁をいただいています。会社員として頑張っていた頃「給料」「社会保険」「契約書」など当たり前に目にしていたはずなのに、本当はちゃんと理解できていなかったんだなと実感しました。周囲があって、自分がある。世の中は「おかげさま」で成り立っていて、私も周囲の役に立ちたいと思うようになりました。

大変なことは、仕事に対するスピード感と、すべての物事を自分で解決しなければいけないことです。なんでも早くやらなければ、案件がどんどん流れていきますし、信頼も失います。会社の立ち上げ、案件受注から入金まで、各ステップで契約書など専門的な知識を必要とする場面があります。自分一人で完結することが難しいので、創業支援制度をうまく活用して解決を目指すことをお薦めします。



これからの目標はありますか?

「ビジネスの価値があがるシステム導入の事例をより多くの方にお届けする」「ワークライフバランスの実践」「創業を目指す方への情報提供や協業を実践する」ことが目標です。
システムを導入する際に最も重要視されるのがコストパフォーマンスですが、導入前に「何がどう変わるのか」イメージしにくいことが多いと思います。弊社で実践した事例などを一つでも多くWebサイトや電子書籍、動画等で公開し、デジタル化の加速と労働生産性向上のお手伝いをしたいです。
Zoomでの打ち合わせをメインに全国のお客様とお仕事ができているので、新たな働き方やワークライフバランスの実践例を公開したいです。今はまだ一日の大半を仕事に費やしているのですが、地元で創業しやすく、働きやすい環境が広がれば福島県もどんどん元気になっていくと思うので、貢献できればと思っています。
自身の創業時の良かったこと、反省点、もっとこんな支援が欲しいなど情報交換し、地元で創業された方と交流・協業したいと思っています。



各種システム導入・DX推進支援・システムコンサルティング

かちいろ合同会社

東京本社 〒150-0045 東京都渋谷区神泉町 10-15
郡山支社 〒963-8833 福島県郡山市香久池2-8-9

TEL:070-8931-8655

ホームページ:https://kachiiro.studio.site/

代表社員 紺野 美紗

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